【report】開聞山麓香料園 芳樟勉強会

週末の土曜日、鹿児島県指宿の開聞山麓香料園 宮崎利樹 副園長をお招きし、
「芳樟(ホウショウ)勉強会」を開催いたしました。
戦前のゼラニウム栽培にはじまり、
“日本最初のハーブ農園”として現在まで歩んできた歴史。
そこには約80年もの間、個性豊かな植物たちや自然環境、時代の流れと向き合いながら、
開聞山麓香料園の理念でもある「すべては美しい香りのために」
日々の努力の積み重ねがありました。
芳樟は、最終的には嗅覚が頼りとなる植物です。
感覚を研ぎ澄ます経験だけでなく、長年の化学的な研究も重ね、
栽培〜収穫〜蒸留までの一つひとつの丁寧な工程を
現場ならではのリアルな視点で学ばせていただきました。
特に今回は、芳樟の葉の嗅ぎ比べや、
40年前の芳樟とローズゼラニウムのヴィンテージオイルの嗅ぎ比べという
貴重な体験もあり、大きな反響をいただきました。
ご参加いただきました皆さま、
宮崎副園長、そして開聞山麓香料園の皆さま、
ありがとうございました。
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私が開聞山麓香料園さんを知ったのは約15年前。
講師になって間もない頃、宮崎利樹副園長のお父様である
宮崎泰園長の講演会に参加させて頂きました。
その当時は、和精油が珍しく、数少ない時代で
同じ九州にこんな歴史ある場所があることを知り、いつか行ってみたいと思っていました。
それがようやく今年になって叶い、更に勉強会の主催までさせていただき
このご縁に感謝の気持ちでいっぱいです。
天然香料を扱う者として、生産者さんのお話を直接伺えることはとても貴重な学びです。
今後もこうした機会を定期的に設けながら、
さらに香りの本質を探求していきたいと思います。




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